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アパレル通販サイトの動画制作を自分ひとりで行っている話

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2020年9月からアパレル通販サイトで商品ページに音声付きの紹介動画を掲載するようになりました。製作のお問い合わせをいただき大変ありがたいのですが、まだまだ勉強中なのでBRIGADEでのサービスの提供には至っていません。何卒ご容赦ください。

さまざまな動画編集ツールがある今、ある程度であればひとりでも動画制作はできます。パーツを集めたりツールを使いこなす等の時間は必要になりますが、私ひとりでできていますので、参考までに私のアパレル通販サイトが動画制作をどのように行っているのかをお話しします。

※これを見れば動画を作れるようになる話ではありませんのでご了承ください

お客さまの不安を減らすための動画

私が営んでいるのはアパレルの通販サイトです。通販サイトは商品を手に取ることが出来ませんから、お客さまがお買い物に不安を感じるところをなるべく軽減したい(少しでも安心してお買い物を楽しんでいただきたい)と思っています。

お客さまがアパレル通販で不安に感じやすいところ(商品に対して)
・商品は現物なのか(在庫がない商品写真の掲載ではないのか)
・生地はどのような感じなのか(厚みや透け感)
・脇まわりの広がりはあるか(脇まわりは特に見えづらい)
・ウエストの伸縮はあるか(ゴムなのか紐なのかファスナーなのか)
・裾の縫製はどのようになっているのか(縫製のムラや雑さはどの程度か)
※商品が届くのか、決済方法に種類はあるかなどは除いて商品のみにフォーカスしています。

上記に加えて
・手持ちの服と合わせやすいか
・どのような着こなしができそうか
・どのような色とあわせると馴染みやすいか
・実際に着用するとどのような形状になるのか

このようなことを意識して商品のパーツ撮影とモデル撮影をしたのち動画を製作しています。

撮影から製作 一連の流れ

ステップ1:商品撮影(パーツ)
ステップ2:商品撮影(モデル)
ステップ3:構成検討
ステップ4:Premire Rush(編集)

これを全てひとりで行います。(※商品撮影の前に販売商品の構成や販売計画の設計などがあり、書き出し後にバナー作成などもあります。)

完成した動画はこちら約1分7秒(音量にご注意ください)

今回紹介する商品はこちらの2WAYワンピース(掲載商品紹介動画のバナー)
最初に商品の全体像などを撮影します(パーツ撮影)
組み合わせる提案商品とモデル撮影(モデルは私です)
商品の良いところ(この商品の場合は前後2WAY着用)は角度を変えて更に撮影します

構成検討
1:商品をどの順番で紹介するか(例:ベージュ→カーキ→チャコール)
2:モデル動画はどの構図にするか(例:カーキは1:25~2:47までを編集)
などを検討します。動画の構図はモデル撮影をしながら検討していることも多いので、構図に使えそうな動きを1着あたり5分程撮影します(例:右向いたら左からスカートを揺らすなど)。


Premire Rush
動画編集にはAdobiのPremire Rushを使用しています
1:最初にざっくりと動画を配置、動画を見ながらナレーションを検討。
2:生地を広げる間や後ろを向くタイミングに声を合わせて録音(録音はパソコン付属のソフトを使用しています)。
3:録音した音源とBGM音源を動画に合わせて編集
4:書き出し(mp4形式)を行います。


採光が整わなかったり、見切れてしまったり、BGMのバランスが取れなかったりと課題はいろいろありますが改善していくのも楽しいですし、売り上げに繋がることも、作るたびに確実にスキルアップすることもやりがいになります。

おかげさまで今日紹介したこの商品は完売しています。ですが動画があるから確実に売れるという訳ではなくて、動きが鈍いものもあります。ただ、音声付き(私が実際に着用し解説を入れている)動画がある商品ページは売れるスピードが速く商品詳細に関するお問い合わせを減らすことができています。

動画制作に取り組みはじめてから改めて「お客さまが知りたいことを伝える+自分のテイストを推す」難しさと楽しさを味わっています。自分の伝えたい世界観がある方、競争が激化するHPやECの中で自分らしさを構築する必要がある方に動画制作はぴったりの訓練ツールではないかと思っています。


以前の記事(コロナ備忘録お稽古・お教室の対策)の最後で触れましたが“デジタルに依存しすぎない戦略的なアナログさ”を私は動画制作を通して体現しています。商品の組み合わせも撮影もモデルも動画編集も声もすべて私です。これから先、年齢を重ね皺が出た手や足、声でどんな表現をしていくのか楽しみです。データを分析したりデジタルなツールを使いこなしつつ、身体を使ったアナログな接客や表現で商いをしていきたい。そう思っています。


おわりに

私は俳優を目指していた時期がありました。もう20年も前の話です。その頃お世話になった芸能事務所にJさんというマネージャーさんがいて、CMのオーディションのときはJさんお手製の絵コンテ(CMの構成図)を必ずFAXで送ってくれました。オープニングがどの構図でそこからどの流れになってエンディングになるのか、その間にCMで伝えることは何で自分の役柄は何なのか。CMの構成を頭に入れてオーディションに挑むのですが、この経験が商品ページの構成や動画制作の基礎になっています。

・自分の好きなCMやサイトがどんな構成でできているのか分解すること
(製作者の狙いの仮説検討や現状把握、デザインなどの知識のインプット。)

・分解したものを自分自身のスキルで組み合わせて表現すること
(お客さまの満足や自身の技術向上、自分らしさの強化に繋がるアウトプット。)

このふたつは動画編集だけでなくひとり経営を行うために必要なスキルなのでこれからも向上させていきたいと思っています。皆さまもぜひご一緒に。


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